トップページ > 技術情報 > シンジーテックの電鋳技術
シンジーテックの電鋳技術
OA機器の高速化に伴い、定着ベルトにかかる負荷は益々大きくなり、従来のニッケル製ベルトでは、機械の動きについていけず破断してしまう問題がありました。そこで、耐久性と屈曲強度の向上に重点をおいて開発、従来の約3倍の強度を実現して製品に成功したのが、当社単層Niベルトの最高峰『HT-05』です。そして、このHT-05をベースに、Niの間にCuの層を挟むことで、Niの機械的強度に、Cuの発熱特性をプラスした、まさに、“いいとこ取り”の性能を発揮するのが三層電鋳ベルトが生まれました。三層ベルトは、単層Niベルトの1.27倍の発熱量で、三層重ねても単層と同等の寸法精度を実現。定着ベルトの分野で一歩抜きん出た性能をお客様に提供することができました。
単層電鋳と同程度の寸法精度を実現するのはなかなか難しいのです。
1 2 3